「鉛筆」の昔の言い方を知っていますか?
鉛筆は、その昔「木筆(ぼくひつ・もくひつ)」と呼ばれていた時期がありました。
この記事では、鉛筆の昔の言い方や由来について、次のことを紹介します。
- 鉛筆の昔の言い方(木筆)
- 「木筆」は死語なのか?
そして、鉛筆の昔の言い方を調べていたら…
日本で鉛筆を始めて使った人物が、あの有名人だったことがわかったのです…!
記事を読むことで、鉛筆の昔の言い方の語源・由来、はじめて使った有名人のことがわかりますよ。
鉛筆の昔の言い方は「木筆」
鉛筆の昔の言い方・古風な呼び方と、鉛筆のルーツを詳しく見ていきましょう。
明治初期は「木筆」と呼ばれていた
明治時代に入るまで、日本で一般的に使用されていた筆記具は、墨を使った筆でした。
しかし、西洋からの文化の導入と共に、鉛筆が日本にもたらされ、「木筆(ぼくひつ・もくひつ)」と呼ばれるようになりました。
この「木筆」は、文字通り木でできた筆、つまり木製の軸に黒鉛(グラファイト)を用いた筆記具を指していたのです。
鉛筆はイギリスで作られた
鉛筆の起源は、16世紀のイギリスに遡ります。
黒鉛が偶然発見されたことから、それを利用した筆記具が作られ始めました。
黒鉛は、書き心地が良く消しゴムで消すことができるため、筆記具として非常に優れていると評価されました。
この発明は、学問や芸術、技術分野での記録やスケッチに革命をもたらしました。
日本で最初に鉛筆を使ったのは徳川家康?
日本において鉛筆が初めて使われたとされるのは、徳川家康がその一人です。
…まさか徳川家康が日本ではじめて使った人物だったとは。。。(さすが天下人)
当時、オランダから輸入されてものを家康が使っていたと考えられています。
その鉛筆が、久能山の東照宮に保存されています。
鉛筆の語源は「黒鉛」でできた「筆」
鉛筆という言葉の語源は、その材料である「黒鉛(こくえん:グラファイト)」と、筆記具としての「筆」から来ています。
黒鉛が発見されたころは、手が汚れて使いにくかったため、板で挟んだり、毛を巻いたりして使っていたそうです。
日本で一般的に使用されるようになった頃の鉛筆は、今のように木で黒鉛をはさんだ構造で、「鉛筆」と呼ばれるようになりました。
「木筆」という言葉は死語なのか?
「鉛筆」という意味を表す言葉の「木筆」は、現代ではあまり使われなくなりました。
…が、「読書の際に、文字を指すための道具」という意味で木筆が使われるようになりました。
辞書や文学作品や歴史の教科書などで見つけることができます。
まとめ:鉛筆の昔の言い方・古風な呼び方は「木筆」
鉛筆の昔の言い方・古風な呼び方について解説しました。
- 鉛筆の昔の言い方は「木筆(ぼくひつ・もくひつ)」
- 明治初期の頃に木筆と呼ばれていた時期があった
- 鉛筆が作られたのはイギリス
- 日本で最初に鉛筆を使ったのは徳川家康と言われている
- 鉛筆の語源は「黒鉛」でできた「筆」
- 「木筆」という言葉は、読書の際に文字を指すための道具の意味で使われるようになっている
「鉛筆」という言葉は、明治中期以降から使われ始めた言葉だということがわかりました。
そして、日本ではじめて鉛筆を使ったとされるのは、徳川家康であることがわかりました。
今後、鉛筆がどのように言葉が変わっていくのか気になるところですね。
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