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絆創膏の昔の言い方は?古風な呼び方「バンドエイド」と地域ごとに違う言葉

絆創膏の昔の言い方は?古風な呼び方「バンドエイド」と地域ごとに違う言葉

「絆創膏(ばんそうこう)」の昔の言い方・古風な呼び方を知っていますか?

ご存じの方も多いと思いますが、絆創膏は昔「バンドエイド」と呼ばれていました。

(今も「バンドエイドと呼ぶ派」の人は多いです)

この記事では、絆創膏の昔の言い方・古風な呼び方について、次のことを紹介します。

この記事でわかること
  • 絆創膏の昔の言い方とルーツ(バンドエイド)
  • 地域ごとに違う、現在の言い方

記事を読むことで、絆創膏の昔〜今の言い方に詳しくなれますよ。

目次

絆創膏の昔の言い方は「バンドエイド」

絆創膏の昔の言い方・古風な呼び方は「バンドエイド」です。

なぜバンドエイドという言い方が昔は一般的だったのか?

また、その後どのように呼び方が変わっていったのか詳しく見ていきましょう。

世界初の絆創膏はアメリカで作られた「バンドエイド」

1921年、絆創膏の原型とも言える「バンドエイド」がアメリカで誕生しました。

これは、ジョンソン&ジョンソン社の従業員であったアール・ディクソンが、料理中に頻繁に指を切る妻のために考案したものです。

妻が怪我をしたとき、かんたんに自分で傷の処置ができるよう、小さなガーゼをサージカルテープに一定の間隔をあけながら貼ったことが「バンドエイド」の始まりとのこと。

この発明は、その後世界中で広く受け入れられることになります。

当時、日本にも輸入販売されていたため、多くの人が「バンドエイド」という呼び方を知ることになりました。

日本初の絆創膏は「ニチバンQQ絆創膏」

日本における絆創膏の歴史は、1948年にさかのぼります。

日本初の絆創膏とされる「ニチバンQQ絆創膏」は、日本バンドエイド株式会社(現在のニチバン株式会社)によって製造・販売されました。

この絆創膏は、傷口の保護と治療を助ける新しいコンセプトを日本の消費者に提供し、以降、日本国内での絆創膏の普及に大きく貢献しました。

「ニチバンQQ絆創膏」の登場により、絆創膏という言い方が日本で広まりました。

…が、その後、バンドエイド・絆創膏はいろいろな呼ばれ方がされるようになるのです。

地域によって違う絆創膏の言い方

絆創膏は、地域によって主な呼び名が異なります。

現在日本では、以下のような絆創膏の呼び方があります。

  • サビオ
  • カットバン
  • バンドエイド
  • リバテープ
  • キズバン
  • 絆創膏

これは、絆創膏製造会社が作っている商品名が、そのまま地域に根ざしたことで、いろんな呼び方に分かれていると考えられています。

ばんそうこう呼び方マップで、それぞれの地域の呼び方が紹介されています。

バンドエイド

世界初の絆創膏「バンドエイド」は、ジョンソン・エンド・ジョンソンから生まれました。

関東地方を中心に、絆創膏のことを「バンドエイド」と読んでいます。

バンドエイドと呼ぶ主な地域
  • 東京
  • 千葉
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 群馬
  • 栃木
  • 茨城
  • 愛知
  • 岐阜
  • 滋賀
  • 大阪
  • 京都
  • 兵庫
  • 香川
  • 徳島

サビオ

サビオは、スウェーデンのセデロース社から生まれた絆創膏です。

主に、北海道・和歌山・広島の地域で、絆創膏のことを「ザビオ」と呼んでいます。

サビオと呼ぶ主な地域
  • 北海道
  • 和歌山
  • 広島

カットバン

カットバンは祐徳薬品工業(佐賀県)が製造している絆創膏です。

主に東北地方や九州・四国・中国地方で呼ばれています。

カットバンと呼ぶ主な地域
  • 佐賀
  • 長崎
  • 鹿児島
  • 山口
  • 島根
  • 鳥取
  • 岡山
  • 愛媛
  • 高知
  • 山梨
  • 福島
  • 宮城
  • 山形
  • 秋田
  • 岩手
  • 青森

リバテープ

リバテープはリバテープ製薬が製造している絆創膏です。

日本ではじめて「ガーゼにリバノール液をつけたタイプの絆創膏」として商品化されたのがリバテープです。

主に九州地方で呼ばれています。

リバテープと呼ぶ主な地域
  • 熊本
  • 福岡
  • 大分
  • 宮崎
  • 沖縄
  • 奈良

ばんそうこう

絆創膏のことを、商品名ではなく「ばんそうこう」と地域もあります。

主に信越地方で「ばんそうこう」と呼ばれています。

ばんそうこうと呼ぶ主な地域
  • 長野
  • 石川
  • 福井
  • 新潟
  • 静岡

キズバン

富山県では、絆創膏のことを「キズバン」と呼ぶ人が多いです。

なぜ富山県だけ「キズバン」なのかはわかっておりませんが、アンケート調査から結果が出ています。

まとめ:絆創膏の昔の言い方、古風な言葉は「バンドエイド」

絆創膏の昔の言い方について解説しました。

  • 絆創膏の昔の言い方は「バンドエイド」
  • 世界初の絆創膏は、アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンで生まれたバンドエイド
  • 日本初の絆創膏は、ニチバンが作った「ニチバンQQ絆創膏」
  • 地域によって、バンドエイド・絆創膏・カットバン・ザビオ・キズバン・リバテープなどの呼び方が違う

「バンドエイド」という言葉は、1920年アメリカでできた商品・言葉ということがわかりました。

そして、地域ごとに呼び方が違うというのがおもしろいですよね。

その他の「今は使わなくなった昔の言葉」を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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