「タンクトップ」の昔の言い方を知っていますか?
実は、タンクトップは昔、別の名称で呼ばれていたのです。
もしかしたら、あなたのおじいさん・おばあさんは、その「別の呼び方」で呼んでいるかもしれませんね。
この記事では、「タンクトップ」の昔の言い方・古風な呼び方について、次のことを紹介します。
- タンクトップの昔の言い方
- タンクトップ・ランニングシャツの由来
- ランニングシャツは死語なのか?
- タンクトップとノースリーブの違いは?
記事を読むことで、タンクトップの昔の言い方・歴史がわかりますよ。
タンクトップの昔の言い方はランニング、ランニングシャツ
タンクトップは昔「ランニング」「ランニングシャツ」と呼ばれていました。
ランニングシャツと呼ばれていたときに様子や、由来について見ていきましょう。
「ランニングシャツ」の言い方が最も使われていたのは昭和
タンクトップが「ランニング」や「ランニングシャツ」と呼ばれていたのは、特に昭和から平成にかけてです。
この言葉は特に中高年層にはなじみ深いものであり、家庭や学校でよく使われていました。
ランニングシャツという呼び名は、スポーツウェアとしての役割も果たしていたことから、自然に広まったのです。
ランニングシャツの由来
「ランニングシャツ」と呼ばれるようになった背景には、スポーツの影響が大きく関与しています。
1900年代初頭ごろ、アメリカやヨーロッパで陸上競技が盛んになり、軽装のシャツが普及しました。
そのときに、袖なしのシャツを着用して走ることから、「ランニングシャツ」と呼ばれるようになったのです。
昭和には学校の体育の授業で使われることが多く、一般家庭でも日常着として広く受け入れられていきました。
タンクトップは、平成時代ごろから徐々に広まった
昭和から平成にかけて、ランニングシャツの呼び名は徐々に変わっていきました。
昭和50年代ごろまでは、主に「ランニングシャツ」が一般的でしたが、平成に入ると次第に「タンクトップ」という言葉が使われるようになりました。
アメリカのカジュアルファッションが日本に浸透し、その影響で「タンクトップ」という言葉が若者を中心に広まっていったのです。
1980年代後半から1990年代初頭ごろのファッション雑誌やテレビ番組で、タンクトップが頻繁に取り上げられていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
また、アメリカの映画やドラマ、音楽シーンでタンクトップを着用するシーンが増え、日本でもその影響を受けてタンクトップが流行し始めました。
ちなみに、タンクトップの語源は、もともと水泳のタンク(プール)で着用されるトップ(上着)から来ており、その後、夏のカジュアルウェアとして広く認識されるようになったのです。
ランニング、ランニングシャツは死語なのか?
ランニングやランニングシャツという言葉は死語なのでしょうか。
結論から言うと「完全な死語にはなっていない」です。
現代でも使われる場面と、若者世代の使用状況について紹介します。
現代でも「ランニングシャツ」は使われている
現代においても、「ランニングシャツ」という言葉は完全には消えていません。
特にシニア世代の間では、今でも「ランニング」という言葉が使われることがあります。
例えば、家庭内での部屋着(特に白い肌着用のタンクトップ)を指す場合で使われることが多いです。
ある年代以上の人々には、まだまだ馴染みのある言葉として残っているのです。
若者世代の使用状況
若者世代は「ランニングシャツ」という言葉を使うのでしょうか。
耳にする機会が少なくなっていますが、実はまだ死語とは言えません。
その証拠に、XやインスタグラムなどのSNSで「ランニングシャツ」と検索してみると、多くのユーザー(若者)が「ランニングシャツ」という言葉を使っています。
中には、
「このシャツなんていうの?タンクトップ?ランニングシャツ?」
と、呼び方に悩んでいるような人も見かけます。
おそらく、身内のシニア世代が言っている言葉を、そのまま使っているのだと考えられます。
とはいえ、現代の若者は、ファッションやメディアの影響で「タンクトップ」という言葉を主に使用しているため、徐々に「ランニングシャツ」という言葉は使われなくなっていくでしょう。
タンクトップとノースリーブの違いは?
タンクトップとよく似たものに「ノースリーブ」があります。
どちらも袖がないトップスですが、そのデザインや用途には明確な違いがあります。以下で詳しく見ていきましょう。
デザインと外観の違い
タンクトップは、肩の部分が幅広く、通常はリブが施されています。
これはスポーツやカジュアルなシーンでよく使われるため、動きやすさと快適さを重視したデザインです。
一方、ノースリーブは、Tシャツの袖部分がカットされたようなデザインで、肩の部分が狭く、シンプルなラインが特徴です。
ノースリーブはカジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使われることが多く、よりスタイリッシュな印象を与えます。
素材と着心地の違い
タンクトップは、主にコットンやポリエステルなどの吸湿性の高い素材が使われることが多いです。
これにより、汗をかいても快適に過ごすことができます。
一方、ノースリーブは、様々な素材で作られています。
シルクやレーヨン、リネンなど、季節やシーンに応じて選ぶことができるため、オールシーズンで着用可能です。
まとめ:タンクトップの昔の言い方は「ランニング」「ランニングシャツ」
タンクトップの昔の言い方について解説しました。
- タンクトップの昔の言い方は「ランニング」「ランニングシャツ」
- 袖なしのシャツを着用して走っていたことから「ランニングシャツ」と呼ばれるようになった
- 平成ごろから「タンクトップ」という言葉が使われるようになった
- ランニングシャツは、シニア世代を中心に今も使われている言葉である
「ランニングシャツ」という言葉は次第に使われなくなってきましたが、今でもほそぼそと使われ続けている言葉です。
今後の言葉の移り変わりにも目が離せませんね。
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