「サンダル」の昔の言い方は?言葉の由来やスリッパとの違いも徹底解説

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「サンダル」の昔の言い方は?言葉の由来やスリッパとの違いも徹底解説

「サンダル」の昔の言い方を知っていますか?

実は、サンダルは昔、別の名称で呼ばれていたのです。

この記事では、「サンダル」の昔の言い方・古風な呼び方について、次のことを紹介します。

この記事でわかること
  • サンダルの昔の言い方(下駄、草履、つっかけ)
  • 下駄、草履、つっかけの由来
  • 下駄、草履、つっかけは死語なのか?
  • サンダルとスリッパの違いは?

記事を読むことで、サンダルの昔の言い方・歴史がわかりますよ。

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目次

サンダルの昔の言い方は「下駄」「草履」「つっかけ」

サンダルの昔の言い方には、「下駄」「草履」「つっかけ」などがあります。

それぞれの言い方や歴史について、詳しく見ていきましょう。

「下駄」は古墳時代ごろから履物として使われていた

下駄

サンダルの昔の言い方1つ目は「下駄」です。

下駄は、「歯」と呼ばれる底部と、「鼻緒」が通された木製のはきもののことをいいます。

あるくと「カランコロン」と音がなるのは「下駄」です。

下駄の発祥は、田んぼで作業する際に足が沈みこまないようにするための「田下駄」と言われています。

紀元前3,000年前の中国浙江省の遺跡や、日本では弥生時代の登呂遺跡から出土しています。

下駄が履物として使われるようになったのは、古墳時代からで、庶民の間で一般的になったのは江戸時代後半のことです。

1950年代には、機械化による大量生産が進み、日本で下駄が最も普及しました。

ゴム製の履物が登場すると、下駄の売り上げは次第に減少しましたが、1960年代までは、下駄を履いて遊ぶ子供の姿が見られました。

草履は平安時代ごろから使われていた

草履

サンダルの昔の言い方2つ目は「草履」です。

草履は、鼻緒が通された履物のことをいいます。

下駄が木でできているのに対して、藁・布・い草・コルクなどで作られています。(最近では、皮・ビニール・ウレタンなど)

草履(い草)

「草履」は、平安時代ごろから使われ始めた履物で、平たい形状が特徴です。

明治、大正時代には、板やタイヤ、ゴムを付けた草履が発明されました。

これにより、明治以降、洋靴が普及する昭和初期まで日本で広く履かれるようになりました。

昭和10年頃までは、学校で履かれていた地域もあったそうです。

つっかけは元々関西の言葉だった

つっかけ

つっかけ」という言葉は、もともと関西地方で使われていた言葉です。

現代でいうサンダルやスリッパのような履物を指し、外出時にさっと履ける手軽さが特徴です。

つっかけは、戦後の日本で特に普及し、家庭内や近所への外出時に便利な履物として定着しました。

サンダルは、明治時代ごろから徐々に広まった

サンダルという言葉とその概念は、明治時代ごろから徐々に広まりました。

西洋文化の影響を受けて、日本のファッションや生活様式に変化が生じる中で、サンダルはその一部として取り入れられました。

特に戦後、アメリカ文化の影響でカジュアルなサンダルが普及し、夏の定番アイテムとなりました。

「下駄」「草履」「つっかけ」は死語なのか?

現代においても、「下駄」「草履」「つっかけ」という言葉は、死語とは言えません。

特に、祭りのときなどに下駄や草履が使用されることが多いです。

また、つっかけは、一定の世代・一定の地域の人に馴染みのある言葉として残っています。

試しに、X(旧Twitter)などのSNSで、「下駄」「草履」「つっかけ」と検索してみてください。

多くの人が使っている言葉であるというのが確認できますよ。

サンダルとスリッパの違いは?

サンダルとスリッパは似ているようで異なる履物です。

サンダルは、主に屋外で使用されることが多く、丈夫な素材で作られているのが特徴です。

形状もさまざまで、紐やバンドなどでとめることが多いです。

一方、スリッパは室内での使用を前提としており、柔らかい素材で作られていることが多いです。

足をすべらせて履き、足の甲が覆われるような形になっている。かかと部分はあいており、留め金や紐などはついていません。

靴屋さんに売っているおしゃれな履物は「サンダル」、病院などで履くのが「スリッパ」と思っておくとよいでしょう。

項目サンダルスリッパ
使用場所屋外室内
とめ方紐やバンドなどでとめるものが多い紐やバンドなどではとめない
デザイン様々なデザインがある足の甲が覆われるデザイン
かかと部分はあいている

まとめ:サンダルの昔の言い方は「下駄」「草履」「つっかけ」

サンダルの昔の言い方について解説しました。

  • サンダルの昔の言い方は「下駄」「草履」「つっかけ」
  • サンダルは、明治時代ごろから徐々に広まった
  • 「下駄」「草履」「つっかけ」という言葉は、死語とは言えない
  • サンダルは屋外用。スリッパは室内用。

サンダルは、昔「下駄」「草履」「つっかけ」などという言い方をしていました。

懐かしいと感じた方も多いのではないでしょうか。

今でもお祭りのときなどの和装に合わせて下駄や草履は大活躍しているので、今後も使われる言葉となりそうですね。

当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。

その他の昔の言葉を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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