「ニート」の昔の言い方を知っていますか?
実は「ニート」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。
この記事では、「ニート」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。
- ニートの昔の言い方(プータロー・穀潰し・すねかじり・自宅警備員ほか)
- ニートが使われ始めた時期
- プータロー・穀潰しなどは死語なのか?
記事を読むことで、ニートの昔の言い方・歴史がわかりますよ。
ニートの昔の言い方は「プータロー」「穀潰し」「すねかじり」ほか
現代では「ニート」という言葉が広く使われていますが、昔は「 プータロー」や「穀潰し(ごくつぶし)」などの言い方をしていました。
ここでは「そもそものニートの意味」や「若年無業者の意味」「ニートが使われ始めた時期」について紹介します。
そもそもニートとは?
ニートとは、教育を受けておらず、就労もしていない15歳から34歳までの人々のことを指します。
例えば、再就職活動中の人や専業主婦はニートとは見なされません。
また、35歳以上になると「高齢ニート」や「中年ニート」と呼ばれることもあります。
ニートの定義は年齢制限があり、社会的な背景や家庭環境によりその範囲が決まるのです。
ニートは2005年ごろから使われ始めた
「ニート」という言葉が生まれたのはイギリスです。
1990年代にイギリスで生まれた造語で、Not in Employment, Education or Trainingの略です。
ニートが日本で広く知られるようになったのは2005年ごろのこと。
内閣府の調査で「ニート」という言葉が定義され、その調査結果が発表されることで、社会に広く認識されるようになりました。
ニートの昔の言い方・似た言葉
プータロー
「プータロー」は、就労可能な年齢でありながら無職でいる人を指す俗称です。
ニートとの違いは年齢制限や教育の有無といった点ですが、ほぼ同義語と言ってもいいでしょう。
無職
「無職」は職についていない人を指す言葉です。
ただし、無職であっても求職活動をしている人はニートには含まれないため、この点がニートと異なります。
ごくつぶし(穀潰し)
「ごくつぶし」は、食べるだけは一人前で役に立たない人を指します。
ただし、家族や同居人がいる場合に使える言葉で、一人暮らしのニートには使えないという点で、ニートとは意味が少し異なります。
すねかじり・寄生虫
「すねかじり」や「寄生虫」も同様に、家族や同居人がいる場合に使われることが多いです。
一人暮らしのニートには適用しにくい点で、意味が異なります。
自宅警備員
「自宅警備員」は、ニートをおしゃれに言い換えたネットスラングです。
これに類似する言葉として、「一級在宅士」「代表戸締役社長」「職務放棄員」「閉鎖空間の神人」「内交官」などもあります。
若年無業者・中年無業者
若年無業者はニートとほぼ同義で使われ始めました。
2014年頃から使われ始めた言葉に「若年無業者」があります。
逆年無業者というのは、15歳から34歳までの非労働力人口のうち、家事も通学もしていない人々を指します。
この中には、就業を希望していないか、または就業を希望しているが求職活動をしていない人が含まれます。
「ニートの昔の言い方は若年無業者」ということをお伝えしましたが、それ以外にも「ニートに似た言葉」が多く使われていました。
ニートの昔の言い方「若年無業者」「プータロー」「穀潰し」は死語?
「プータロー」「穀潰し」といった言葉は、現在でも使われているのでしょうか?
X(旧Twitter)で調べてみたところ、以下のような結果となりました。
プータロー | (アカウント名にしている人も多い) | よく使われている
---|---|
ごくつぶし | (アカウント名にしている人も多い) | よく使われている
すねかじり | (アカウント名にしている人も) | よく使われている
自宅警備員 | よく使われている |
…意外とたくさん使われていましたねw
まとめ:ニートの昔の言い方は「プータロー」「穀潰し」「すねかじり」など
ニートの昔の言い方について解説しました。
- ニートの昔の言い方は「プータロー・穀潰し・すねかじり・寄生虫・自宅警備員師」など
- ニートという言い方が使われ始めたのは2005年ごろ
- 「プータロー・穀潰し」などの言い方は、今でもよく使われている
ニートの昔の言い方は「プータロー・穀潰し・すねかじり・寄生虫・自宅警備員師」でした。
今後どのように言葉が変わっていくのか気になるところですね。
当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。
その他の昔の言葉を知りたい方は、
こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓