映画の昔の言い方は「キネマ?」「シネマ?」|さらに古い言い方も紹介!

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映画の昔の言い方は「キネマ?」「シネマ?」|さらに古い言い方も紹介!

「映画」の昔の言い方を知っていますか?

実は「映画」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。

この記事では、「映画」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。

この記事でわかること
  • 映画の昔の言い方(活動写真・キネマ・シネマ)
  • 「活動写真」「キネマ」「シネマ」は死語なのか?
  • 昔の映画作品の言い方(クラシック映画・古典映画・旧作)

記事を読むことで、映画の昔の言い方・歴史がわかりますよ。

おうちで映画を楽しもう!/

目次

映画の昔の言い方は「活動写真」「キネマ」「シネマ」

映画の昔の言い方は「活動写真」「キネマ」「シネマ」などがありました。

それぞれの呼び方について詳しく見ていきましょう。

第二次世界大戦までは「活動写真」

映画が日本に導入された当初、そして第二次世界大戦までの期間、主に「活動写真」という言葉が使われていました。

「活動写真」という言葉は、英語の “moving picture” を直訳したものだと言われています。

当時の人々にとって、動く写真というのは驚くべき新技術だったんですね。

静止画しか知らなかった人々にとって、画面の中の人物や風景が動くというのは、まさに魔法のように感じられたことでしょう。

「活動写真」という言葉は、映画が日本に定着していく過程で長く使われました。

映画館のことを「活動写真館」と呼んだり、映画俳優のことを「活動写真俳優」と呼んだりしていました。

大正時代には「キネマ」

大正時代(1912年~1926年)になると、「キネマ」という言葉も使われるようになりました。

この言葉、実はギリシャ語に由来しています。

「キネマ」は、ギリシャ語の「キネーマ(κίνημα)」が語源です。「動き」や「運動」を意味する言葉です。

日本では、この言葉が英語経由で入ってきて、「キネマ」という発音で定着しました。

当時の日本人にとって、「キネマ」という言葉は洗練された印象を与えたのかもしれません。

「キネマ」という言葉は、映画館の名前にも使われました。

例えば、1920年代に東京・浅草に開館した「浅草キネマ館」は、当時の映画ファンの間で人気のスポットだったそうです。

戦後には「シネマ」と呼ばれるように

第二次世界大戦後、1945年以降になると、「シネマ」という言葉が使われるようになりました。

これは、フランス語の “cinéma” に由来しています。

フランス語の “cinéma” は、前述のギリシャ語「キネーマ」から派生した言葉です。

戦後、日本の映画界はフランス映画の影響を強く受けました。

ヌーベルバーグ(新しい波)と呼ばれる革新的なフランス映画の潮流が、日本の映画人たちに大きな刺激を与えたんです。

そんな背景もあって、「シネマ」という言葉が広く使われるようになりました。「シネマ」という言葉には、芸術性の高い映画というイメージが込められているように感じられますね。

現在でも、映画館のことを「シネマコンプレックス」と呼んだり、映画評論で「シネマ」という言葉を使ったりしますよね。

映画の昔の言い方「活動写真」「キネマ」「シネマ」は死語?

さて、ここまで見てきた「活動写真」「キネマ」「シネマ」という言葉。

これらは現代でも使われているのでしょうか?それとも、すでに死語になってしまったのでしょうか?

「活動写真」という言葉は、現代ではほとんど使われなくなりました。

ただし、歴史的な文脈や、昔の雰囲気を出したい時には、あえて使われることがあります。

例えば、無声映画の上映会を「活動写真上映会」と銘打つなど、ノスタルジックな雰囲気を演出するために使われることがあるんです。

最近だと、水曜日のカンパネラ『エジソン』の歌詞の中で、あえて「活動写真」というフレーズが使われていましたね。

「キネマ」も日常会話ではほとんど使われなくなりました。

ただし、映画館の名前に残っているケースがあります。

例えば、東京・新宿の老舗映画館「新宿武蔵野館」は、かつて「ムサシノ・キネマ」と呼ばれていました。

一方、「シネマ」は現代でも比較的よく使われています。

「シネマコンプレックス」や「シネマ歌舞伎」など、複合語の一部として使われることが多いですね。

また、芸術性の高い映画や、映画そのものを指す言葉としても使われます。

まとめると、

  • 「活動写真」「キネマ」→ほぼ死語状態
  • 「シネマ」→現役の言葉

といえます。

昔の映画作品の言い方は「クラシック映画」「古典映画」「旧作」

昔の映画作品を指す言葉も、いくつか存在します。

主に「クラシック映画」「古典映画」「旧作」などが使われていますね。

「クラシック映画」は、主に1960年代以前の映画を指すことが多いです。

特に芸術的価値が高いとされる作品や、映画史に残る名作を指して使われることが多いですね。

「古典映画」も似たような意味で使われますが、こちらはより古い時代の映画を指すことが多いです。

無声映画時代の作品や、1940年代までの映画をこう呼ぶことがあります。

「旧作」は、単に以前に公開された作品を指す言葉です。

必ずしも古い時代の映画だけを指すわけではなく、最近の作品でも、新作に対して「旧作」と呼ばれることがあります。

まとめ:映画の昔の言い方は「活動写真」「キネマ」「シネマ」

映画の昔の言い方について解説しました。

  • 映画の昔の言い方は「活動写真」「キネマ」「シネマ」
  • 「活動写真」「キネマ」は、ほぼ死語となりつつあるが、「シネマ」という言い方は今でもよく使われている
  • 昔の映画作品の言い方には「クラシック映画」「古典映画」「旧作」などがある

映画の昔の言い方は、「活動写真」「キネマ」「シネマ」でした。

今後どのように言葉が変わっていくのか気になるところですね。

当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。

その他の昔の言葉を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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