「生理」の昔の言い方を知っていますか?
実は「生理」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。
この記事では、「生理」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。
- 生理の昔の言い方(月水・経水・初花ほか)
- 「生理」という言い方を使い始めた時期
- 「月水」「経水」「初花」は死語なのか?
記事を読むことで、生理の昔の言い方・歴史がわかりますよ。
生理の昔の言い方は「経水」「月水」「初花」ほか
生理の昔の言い方には、「経水」「月水」「初花」などがありました。
それぞれの言い方について、時代背景なども見ながら紹介しますね。
生理の正式な医学用語「月経」も昔からある言い方
生理の医学的用語として「月経」という言葉があります。
この「月経」という言葉、実は非常に古くから使われているんです。
なんと、日本最古の歴史書である『古事記』の中に「月経」という文字の並びが登場しているのが初出とされています。
その後、明治時代になった1872年に、西洋医学の「Menses」や「Menstruation」の訳語として「月経」が採用されます。
この採用により、「月経」は医学的な用語として広く使われるようになりました。
月経が普及する前は「月水」「経水」と呼ばれていた
「月経」という言葉が医学用語として定着する前は、「経水」や「月水」という言葉が一般的に使われていました。
「経水」については、1692年の『女重宝記』という書物に「それ女は十四歳よりはじめて経水(ケイスイ)通じ」という記述があり、これが初出の実例とされています。
経水以外にも、時代や階級によって様々な名称があったとされています。
例えば、「おめぐり」や「初花」などの言葉も使われていました。
また、生理が約1ヶ月の周期で訪れることから、月に関係する呼び方が多かったようです。
「月水」「月のもの」「月やく」「月の障り」「お月様」などがその例です。
「生理」の言い方は昭和頃から
「生理」という言葉が一般的に使われるようになったのは、昭和に入ってからのことです。
この言葉は、生理現象という医学的な観点から派生したものと考えられています。
生理と同時期に使われるようになった言葉には「メンス」(mensesのカタカナ表記)や、生理用品メーカー名から取った「アンネ」、ナプキンの包装の形から「お弁当箱」などもありました。
平成以降になると、「あれ」や「女の子の日」などと婉曲する表現が増えてきました。
「月水」「経水」などは死語なのか?
「月水」や「経水」といった言葩は、現代ではあまり使われなくなっています。
X(旧Twitter)で検索をかけてみた結果は以下のとおりです。
月水 | 使われていない |
---|---|
経水 | 使われていない |
初花 | 生理の意味では使われていない |
メンス | 使われている |
アンネ | 生理の意味では使われていない |
女の子の日 | 使われている |
「女の子の日」「メンス」については、生理の意味で使われているポストを見つけることができました。
それ以外の言い方については、見つけられなかったので、死語になりつつある言葉と言ってよいでしょう。
まとめ:生理の昔の言い方は「月水・経水・初花」など
生理の昔の言い方について解説しました。
- 生理の昔の言い方は「月水・経水・初花」など
- 「月経」は古事記の時代からある言葉
- 「生理」を使い始めたのは、昭和頃から
- 「メンス」「女の子の日」は今でもよく使われている言葉
- 「先生」「教師」「教員」の違いは、より公式な場面や専門的な文脈で使うかどうか
生理の昔の言い方は「月水・経水・初花」などでした。
生理の言い方は、時代とともにいろいろと変化していることがわかりました。
今後どのように言葉が変わっていくのかも気になるところですね。
当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。
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