「恋人」の昔の言い方は「アベック」以外にもある?日本独自の言い方も徹底解説

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「恋人」の昔の言い方は「アベック」以外にもある?日本独自の言い方も徹底解説

「恋人」の昔の言い方を知っていますか?

実は「恋人」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。

この記事では、「恋人」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。

この記事でわかること
  • 恋人の昔の言い方(いもせ・思ひ人・愛人・アベック・カップル)
  • 「思ひ人」から「恋人」に変わったのはいつ?
  • 「いもせ・思ひ人・愛人・アベック・カップル」は死語なのか?

記事を読むことで、恋人の昔の言い方・歴史がわかりますよ。

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目次

恋人の昔の言い方は「いもせ」「思ひ人」「愛人」「アベック」「カップル」

恋人の昔の言い方には、

  • いもせ
  • 思ひ人
  • 愛人
  • アベック
  • カップル

などがあります。

これらの言葉について、詳しく見ていきましょう。

日本語由来の3つの言い方

いもせ

「いもせ」という言葉は、古墳〜奈良時代ごろに使われていたとされています。

基本的には「夫婦」を意味しますが、「親しい男女の関係」を表し、「恋人関係」を含意していました。

古典文学や詩歌の中で頻繁に登場し、特に『万葉集』には「いもせ」を用いた恋愛詩が多く見られます。

思ひ人

「思ひ人」は、恋人の意味で最もよく使われていた言葉の一つです。

思ひ人には、「思いを寄せられている人」を指す「思はれ人」や、「思いを寄せさせている人」を指す「思はせ人」という派生語もあります。

平安時代の文学作品や和歌でよく見られる表現であり、恋愛の情感を深く表現しています。

愛人

「愛人」という言葉は、西洋文化が大量に流入した幕末に造語されました。

当初は「愛するいとしい人」「愛している相手」「特別に深い関係にある異性」などの意味で使われていました。

しかし、時代を経るにつれて「愛人」は配偶者以外の恋愛関係にある相手を指す語へと変化し、一般に肉体関係があることを意味するようになりました。

肉体関係がある、という意味での「愛人」は、今でもよく使われている言葉ですよね。

昭和には「アベック」「カップル」という言い方も流行った

昭和になると、恋人の2人を指す言葉として「アベック」や「カップル」といった、外国由来の言葉も使われるようになりました。

アベック

昭和時代には、「アベック」という言葉も流行しました。

これはフランス語の「avec(アベック)」に由来しており、「一緒に」という意味を持ちます。

和製フランス語として日本で広まり、恋人同士を指す言葉として使われました。

今、「アベック」という言葉を使うと、ちょっとおじさんっぽいと思われるでしょう。

カップル

「カップル」は、英語の「couple」から来ています。

昭和時代後半から使われ始め、現在でも一般的に使われています。

アベックに比べてモダンでカジュアルな響きがあり、若者を中心に広まりました。

昔の言い方「思ひ人」から「恋人」に変わったのはいつ?

今一般的に使われている「恋人」という言い方。

実は、「恋人」という言葉も、昔から使われていた言葉なのです。

古くは平安時代からの「恋人(こひ人)」の使用が確認されています。

そのゆめに誰ともわかぬ前の世の我がこひ人の船をほの見し 

『梁塵秘抄』(平安時代末期)

漢字での「恋人」の使用は、江戸時代頃から見られています。

恋人の乳守出来ぬ御田うヘ 

井原西鶴

恋人をかくした芒かれにけり 

小林一茶

このように、「恋人」も思ひ人とと同じく、昔から使われていた言葉だったのです。

恋人の昔の言い方「いもせ」「思ひ人」「愛人」「アベック」「カップル」は死語?

「いもせ」「思ひ人」は、日常的な会話の中で使われることはなくなった

恋人の昔の言い方は、死語になっているものもあれば、今でも現役で使われている言葉もあります。

「いもせ」「思ひ人」については、日常会話ではほとんど使われなくなりました。

ただし、文学作品や歴史的な文献の中では依然として登場することがあります。

古典文学や和歌を学ぶ中で目にする機会が多いでしょう。

「愛人」については、肉体関係をもった仲という意味で、今でも使われています

「アベック」という言葉は、現在では年配の方が使うことが多く、若い世代の中ではほとんど使われません。

そのため、実質的には死語と見なされています。

アベックに対して「カップル」という言葉は、現代でも広く使われています。

恋人同士を指す一般的な言葉として、日常会話やメディアで頻繁に登場しますよね。

まとめ:恋人の昔の言い方は「いもせ」「思ひ人」「愛人」「アベック」「カップル」

恋人の昔の言い方について解説しました。

  • 恋人の昔の言い方は「いもせ」「思ひ人」「愛人」「アベック」「カップル」
  • 恋人という言葉は、平安時代ごろから使われていることが確認されている
  • 「いもせ」「思ひ人」「アベック」は、日常会話で使われなくなり、死語と化しているといえる

恋人の昔の言い方は、「いもせ」「思ひ人」「愛人」「アベック」「カップル」でした。

たまに、恋人同士の人をみかけたおじさんが「アベック」と言っているのをみると、時代の変化を感じますよね。

当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。

その他の昔の言葉を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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