「眼鏡」の昔の言い方を知っていますか?
実は、眼鏡は昔から「眼鏡」と呼ばれていたんです。
…驚きじゃないですか?
でも、ある一説によると、「もう一つの昔の言い方」があるそうなのです。
この記事では、「眼鏡」の昔の言い方・古風な呼び方について、次のことを紹介します。
- 眼鏡の昔の言い方(靉靆-あいたい)
- 眼鏡が日本に伝わった背景・歴史?
- 「靉靆(あいたい)」は死語なのか?
記事を読むことで、眼鏡の昔の言い方・歴史がわかりますよ。
眼鏡の昔の言い方は「眼鏡」もしくは「靉靆(あいたい)」
眼鏡の昔の言い方は、「眼鏡」もしくは「靉靆(あいたい)」です。
いろんな言葉が変わっていく中で、眼鏡という言葉はずっと「眼鏡」だというのです。
また、もう一つの言い方「靉靆(あいたい)」という言葉が使われていたという文献も残っているので、そのことについても詳しく見ていきましょう。
最古の眼鏡は足利義晴が所持していた?
日本に眼鏡が伝わったのは、キリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエルによるものとされています。
現在、現存している日本における最古の眼鏡は、室町幕府の12代将軍・足利義晴が所持していたものと見られています
また、徳川家康が使用していた眼鏡は、久能山東照宮に保管されています。
もともと眼鏡として伝わったが、靉靆という表記も確認されている
眼鏡は、もとから「眼鏡」という言葉として伝わったとされています。
それと同時に「靉靆(あいたい)」という言葉も使用されていたようです。
現在でも、以下の文献で「靉靆(あいたい)」が確認できます。
- 倭訓栞 下巻(著:谷川士清)
- 和漢三才図会 (著:寺島良安)
- 雅游漫録 (著:大枝流芳)
- 産業万金袋 (著:三宅也来)
- 養生訓 (著:貝原益軒)
昔の言い方「靉靆」という言葉は死語なのか?
「靉靆」という言葉は、現代ではほとんど使われることがなく、死後といってよいでしょう。
この言葉は、歴史の中でほんの一時期に使われた特殊な表現であり、現在では「眼鏡」という言葉が一般的に用いられています。
試しにX(旧Twitter)で検索を書けてみましたが、眼鏡の意味で「靉靆」が使われているケースは見つけられませんでした。(難読漢字としてのポストはあり)
また上田桃夏さんのオリジナル曲に「靉靆(あいたい)」というのがあるらしい、ということもXのポストでわかりました。
それ以外では、現在はほぼ使われていない言葉のようです。
まとめ:眼鏡の昔の言い方は「眼鏡」「靉靆(あいたい)」
眼鏡の昔の言い方について解説しました。
- 眼鏡の昔の言い方は「眼鏡」「靉靆(あいたい)」
- 眼鏡はフランシスコ・ザビエルによって伝えられた
- 現存する日本最古の眼鏡は、室町幕府の12代将軍・足利義晴が保持していたと言われている
- 靉靆(あいたい)という言葉が使われていたことも確認されている
- 「靉靆(あいたい)」という言葉は、死語同然の言葉となっている
眼鏡は、昔から「眼鏡」という言い方だったことがわかりました。
また、靉靆(あいたい)という言葉も使われていることがわかりましたね。
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