2月の昔の言い方は?和風月名とその他の異名を徹底解説

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2月の昔の言い方は?和風月名とその他の異名を徹底解説

「2月」の昔の言い方を知っていますか?

実は「2月」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。

この記事では、「2月」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。

この記事でわかること
  • 2月の昔の代表的な言い方(如月)
  • 2月の昔の言い方の由来
  • その他の2月の異名(令月・梅見月・建卯月、ほか)

記事を読むことで、2月の昔の言い方・由来がわかりますよ。

他の月の「昔の言い方」

1月〜12月の言い方は以下のとおりです。

(タップで詳細ページ)

今の言い方昔の言い方
1月睦月・初春月・早緑月、ほか
2月如月・令月・梅見月、ほか
3月弥生・花月・宿月、ほか
4月卯月・木葉採月・花残月、ほか
5月皐月・五月雨月・早苗月、ほか
6月水無月・水月・鳴神月、ほか
7月文月・穂含月・七夕月、ほか
8月葉月・秋風月・木染月、ほか
9月長月・紅葉月・菊月、ほか
10月神無月・神在月・神去月、ほか
11月霜月・神帰月・雪待月、ほか
12月師走・極月・限月、ほか
目次

2月の昔の言い方は「如月」

2月の昔の言い方(異名)は「如月(きさらぎ)」と呼ばれていました。

これは、旧暦で使われていた月の和風の呼び方の一つです。

このような日本古来の月の呼び方を「和風月名」といいます。

では、なぜ2月が「如月」と呼ばれるようになったのでしょうか。

その由来について、詳しく見ていきましょう。

如月の由来

「如月」の由来については、いくつかの説があります。

最も有力とされているのは、「衣更着(きさらぎ)」が転じたという説です。

寒さが厳しくなり、衣服を重ね着する必要がある時期であることから、この名前が付けられたと考えられています。

また、別の説では「如し月」から来ているという解釈もあります。 これは、春に向かって自然が生き返っていく様子が、まるで生きているかのようだという意味です。

さらに、「霞月(かすみづき)」が転じたという説もあります。 2月頃から春霞が立ち始めることから、この説も説得力があります。

如月は今でいう3月

先ほども少し触れましたが、旧暦の2月(如月)は、現在の暦でいう3月頃に相当します。

これは、旧暦と新暦(現在使用されているグレゴリオ暦)の間にずれがあるためです。

旧暦は太陰太陽暦を採用しており、月の満ち欠けを基準にしていました。

一方、現在の新暦は太陽暦を採用しています。このため、両者の間には約1ヶ月のずれが生じているのです。

つまり、昔の人々が「如月」と呼んでいた時期は、現代の私たちが体験する3月の気候や自然の様子に近いものだったといえます。

寒さが和らぎ、春の訪れを感じ始める時期、それが「如月」だったのです。

その他の2月の昔の言い方

2月には「如月」以外にも、様々な異名があります。

ここでは、他の2月の異名とその意味について紹介していきましょう。

  • 令月(れいげつ):寒さが緩み、春の訪れを告げる月という意味です。
  • 梅見月(うめみづき):梅の花が咲き始め、梅見を楽しむ月という意味です。
  • 建卯月(けんうづき):「建」は「たつ」と読み、卯(うさぎ)の月が始まるという意味です。
  • 初花月(はつはなつき):最初の花が咲き始める月という意味です。
  • 小草生月(をぐさおひつき):小さな草が芽吹き始める月という意味です。
  • 雪消月(ゆきげしづき):雪が解け始める月という意味です。
  • 木芽月(このめづき):木々の芽が膨らみ始める月という意味です。

これらの異名を見ると、当時の人々が冬から春への移り変わりをどのように捉えていたかがよくわかります。

また、自然の変化や季節の行事とも深く結びついていたことが伺えますね。

まとめ:2月の昔の言い方は「如月」「令月」「梅見月」

2月の昔の言い方について解説しました。

  • 2月の昔の言い方(和風月名)は「如月」
  • 「衣更着(きさらぎ)」が転じたという説が有力
  • 他にも「令月・梅見月・建卯月・初花月・小草生月・雪消月・木芽月」などの異名がある

当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。

その他の昔の言葉を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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