「ケーキ」の昔の言い方を知っていますか?
…たぶん聞いたら驚きますよ。
この記事では、「ケーキ」の昔の言い方・言葉について、次のことを紹介します。
- ケーキの昔の言い方
- ケーキの別の言い方
記事を読むことで、「玄関」の昔の言い方の語源・由来がわかりますよ。
ケーキの昔の言い方はケーキ
ケーキは、日本に伝わった当時から「ケーキ」と呼ばれています。
そのため、ケーキの昔の言い方は「ケーキ」ということになります。
ここでは、ケーキの語源や初めて日本に伝わったケーキなどについて詳しく見ていきましょう。
ケーキの語源
ケーキという言葉の語源は、古英語の「cēac(ケイク)」に遡ります。
この言葉は、ゲルマン語派の言葉で「パン」や「菓子」を意味していました。
さらに遡ると、ノルド語の「kaka」があり、これが現代の英語の「cake」の元になっています。
古代ローマ時代には、蜂蜜を使った甘いパンが「ケーキ」と呼ばれていたという記録もあります。
日本に初めてケーキが伝わったのは1543年
日本にケーキが初めて伝わったのは1543年ごろです。
当時、九州の種子島にポルトガルの船が漂着し、その際にケーキが伝えられました。
このときに伝わったケーキは、現在でいう「カステラ」です。
カステラは、ポルトガル語の「パン・デ・カステーリャ(スペインのカステーリャ地方のパン)」に由来し、シンプルながらも甘くてふわふわしたスポンジケーキとして日本で広く受け入れられました。
カステラではなく、今みなさんがイメージしている、いわゆる「洋菓子のケーキ」が伝わったのは、明治維新の後です。
戦後、砂糖が自由に手に入る用になったことで、ケーキがたくさん生産され、ケーキ産業が急成長しました。
スポンジ生地のショートケーキは日本が発祥
ケーキの定番といえば、スポンジ生地で作られたショートケーキですよね。
このショートケーキ、
…実は日本が発祥なんです。(すごい!)
その歴史は明治時代まで遡り、1910年ごろに不二家によって初めて販売されました。
(シュートケーキ生みの親は、不二家創業者の藤井林右衛門さん)
藤井林右衛門さんはアメリカで修行中に、家庭的なデザート「ショートケイク」に出会い、これを元に日本人向けにアレンジを加えて現在のショートケーキを完成させました。
今では日本で当たり前に食べられている「スポンジ」生地も、実はこのときに生まれたとのこと。
ショートケーキもスポンジ生地も、日本発祥だったんですね〜。
ケーキを漢字で書くと「蛋糕」
ケーキには、漢字表記があります。(中国語表記です。日本語表記はありません)
ケーキは漢字で「蛋糕(ダンガオ)」と書きます。
中国では、古くから卵を使ったケーキが作られており、この表記が使われています。
日本では、この漢字表記を使うことはなく、カタカナの「ケーキ」が使われます。
ケーキの別の言い方、今の言い方
現代では、ケーキの呼び方も多様化しています。
例えば、「パティスリー」というフランス語から派生した言葉は、高級感のあるケーキ屋やケーキ自体を指すことがあります。
また、「デザート」や「スイーツ」という総称も広く使われています。
さらに、ケーキの種類によって「タルト」や「パウンドケーキ」などの具体的な名称も一般的です。
まとめ:ケーキの昔の言い方は「ケーキ」だった
「ケーキ」の昔の言い方・言葉についてまとめました。
記事の内容をまとめると
- ケーキは昔から「ケーキ」という言い方だった
- ケーキの語源は古英語の「cēac(ケイク)」
- 日本に伝わった初めてのケーキ(カステラ)は1543年
- 日本にいわゆる洋菓子の「ケーキ」が伝わったのは明治維新後
- 現在は、「パティスリー」「スイーツ」などといった言葉で、ケーキを表現することもある
ケーキは、日本に伝わったときから「ケーキ」と呼ばれていることがわかりましたね。
今後、どのように言い方が変遷していくのかも気になるところですね。
その他の「今は使わなくなった昔の言葉」を知りたい方は、
こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓