「熱中症」の昔の言い方は日射病?いつから言われているのかも紹介

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「熱中症」の昔の言い方は日射病?いつから言われているのかも紹介

「熱中症」の昔の言い方を知っていますか?

実は「熱中症」は昔、別の言い方で呼ばれていたのです。

この記事では、「熱中症」の昔の言い方・古風な呼び方について紹介します。

この記事でわかること
  • 熱中症の昔の言い方(日射病・熱射病)
  • 昔教えてもらった先生の言い方は(恩師・先師・旧師)
  • 先生の別の言い方(教師・教員)

記事を読むことで、先生の昔の言い方・歴史がわかりますよ。

当記事はあくまでも「昔の言い方」にのみ焦点を当てています。
熱中症の予防や詳しいメカニズムについては、専門家ではないため、公的機関の情報を得るようにしてください。
厚生労働省『熱中症予防のための情報・資料サイト』>>

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目次

熱中症の昔の言い方は「日射病」「熱射病」

「熱中症」の昔の言い方には「日射病」「熱射病」などが使われていました。

それぞれの意味や、いつから「熱中症」と言われ始めたのかについて紹介します。

もともとは「日射病」「熱射病」などと呼ばれていた

熱中症という言葉が一般的になる前は、「日射病」や「熱射病」という言葉が使われていました。

これらの言葉は、その原因や症状を直接的に表現しているのが特徴です。

「日射病」は、強い日差しを浴びることで体調不良を起こす状態を指します。

主に屋外で長時間過ごすことで発症するケースが多いとされていました。

一方、「熱射病」は、体内で発生した熱が外に逃げられず、体温が異常に上昇する状態を指します。

これは必ずしも直射日光が原因ではなく、室内でも発症する可能性があることを示唆しています。

これらの言葉は、1950年代から1990年代にかけて広く使用されていました。

当時の医学書や健康関連の書籍、新聞記事などでも頻繁に目にすることができました。

また、「暑気あたり」や「熱暑病」といった言葉も使われることがありましたが、これらは医学的な用語というよりは、一般的な表現として使われることが多かったようです。

2000年から「熱中症」に統一した

2000年に日本救急医学会が「熱中症」という用語を提唱し、それまで使われていた「日射病」「熱射病」などの用語を包括する概念として定義しました。

この提唱以降、「熱中症」は急速に一般化していきました。

2004年には環境省が「熱中症環境保健マニュアル」を発行し、2006年には厚生労働省が「職場における熱中症の予防について」という通達を出すなど、各省庁でも「熱中症」という用語が公式に採用されるようになりました。

なぜ「日射病・熱射病」から「熱中症」に変わったの?

なぜわざわざ「熱中症」という言い方に統一したのでしょうか。

それには、いくつかの理由がありました。

まず、「日射病」や「熱射病」という言葉では、発症の原因が限定的に捉えられてしまう可能性があったから。

例えば、「日射病」と聞くと、日光を浴びなければ大丈夫だと誤解する人がいるかもしれません。

しかし、実際には室内でも発症する可能性があります

また、「熱中症」という言葉を使うことで、より幅広い症状や原因を包括できるようになりました。

これには、軽度の症状から重度の症状まで、様々な段階の体調不良が含まれます。

さらに、「熱中症」という言葉は、体温調節機能の乱れに焦点を当てており、より科学的な理解を促進する効果もあります。

この変更以降、医療機関や公的機関、メディアなどで「熱中症」という言葉が統一的に使用されるようになりました。

これにより、一般の人々にも熱中症の危険性や予防法がより分かりやすく伝わるようになったと言えるでしょう。

熱中症の昔の言い方「日射病」「熱射病」は死語なのか?

「日射病」や「熱射病」という言葉は、2000年以降「熱中症」という用語に統一されましたが、完全に使われなくなったわけではありません。

特に、一般の会話や文脈によっては今でも使われることがあります。

例えば、「強い日差しの中で長時間過ごしたら日射病になりそうだ」といった使い方は、今でも耳にすることがあるでしょう。

高齢の方々の中には、昔からの習慣で「日射病」や「熱射病」という言葉を使い続けている人もいます。

また、X(旧Twitter)で検索をかけると、夏が近づくにつれて「日射病」「熱射病」という言葉を使っているポストが多く見られます。

しかし、医療や公衆衛生の分野では、「熱中症」という言葉が標準的に使用されています。

「日射病」と聞くと、日光を避ければいいと思われがちですが、「熱中症」という言葉を使うことで、室内でも注意が必要だということが伝わりやすくなります。

できるだけ「熱中症」という言葉を使って、室内での注意も啓発していきたいですね。

まとめ:熱中症の昔の言い方は「日射病」「熱射病」など

熱中症の昔の言い方について解説しました。

  • 熱中症の昔の言い方は「日射病」「熱射病」
  • 2000年頃から「熱中症」という言い方が使われるようになった
  • 「熱中症」という言葉を使うことで、より幅広い症状や原因を包括できるようになった

熱中症の昔の言い方は「日射病」「熱射病」でした。

より広い意味を表すようになったことで、室内での症状にも注意喚起できるようになったのですね。

当ブログでは、いろいろな「昔の言い方」を紹介・解説しています。

その他の昔の言葉を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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