「パジャマ」の昔の言い方は?古風な呼び方「寝巻」は死語なのか?

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「パジャマ」の昔の言い方は?古風な呼び方「寝巻」は死語なのか?

「パジャマ」の昔の言い方を知っていますか?

年輩の方が言っているのを聞いた人もいると思いますが、パジャマは昔「寝巻(ねまき)」と言われていました。

この記事では、「パジャマ」の昔の言い方について、次のことを紹介します。

この記事でわかること
  • パジャマの昔の言い方(寝巻)
  • パジャマという言い方が変わったのはいつ?
  • 「寝巻」と「寝間着」どっちが正しい?
  • 「寝巻」は死語なのか?

記事を読むことで、パジャマの言い方の語源・由来がわかりますよ。

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目次

パジャマの昔の言い方は「寝巻」

パジャマの昔の言い方・古風な呼び方は「寝巻(ねまき)」です。

まずは、「寝巻」という言葉がいつから使われていたのか、ルーツを探っていきましょう。

寝巻は室町時代から使われていた言葉

寝巻(ねまき)」という言葉は、古くから日本に存在していました。

室町時代の文献「運歩色葉集」にもその記述が見られるなど、日本の歴史の中で長い間使われてきた言葉です。

寝巻は、睡眠時に快適に過ごすために着用される衣服(当時は下着や肌襦袢に当たるものを寝巻として利用していた)を指し、当時から人々の生活に深く根付いていたことがわかります。

明治維新以降に和装→洋装の寝巻きにかわった

明治維新を境に、日本の社会は急速に西洋化が進みました。

それに伴い、従来の和装から洋装へと変化が見られるようになり、寝巻も例外ではありませんでした。

和装の寝巻から、より西洋式のデザインを取り入れた洋装の寝巻へと、そのスタイルは変わっていったのです。

「パジャマ」という言い方になったのは明治〜平成の間にじわじわと

パジャマ」という言葉が日本で使われるようになったのは、明治から平成にかけての時期とされています。

西洋からの影響を受け、特に英語の「pajamas」から借用されたこの言葉は、徐々に日本でも広まりを見せました。

現代では、「パジャマ」は寝巻を指す一般的な言葉として定着しています。

寝巻きと寝間着どっちの言い方が正しい?

「ねまき」という言葉を漢字で表すとき、「寝巻」と「寝間着」という2つの表記の方法があります。

どちらの漢字が正しいのでしょうか。

結論から言うと、どちらの字を使っても間違いではありません。

一応、

  • 古来から使われている元の字は「寝巻」
  • あとから当て字で使われ始めたのが「寝間着」

とされています。

ちなみに、文部科学省では「寝巻き」、各社新聞では「寝間着」の字が使用されています。

微妙な意味の違いを言えば

寝巻:寝るときに着る衣装
寝間着:寝間(寝る部屋)で着る衣装

といった、違いもあります。

パジャマ・寝巻の別の言い方は?

睡眠時に着用される衣類の「パジャマ」「寝巻」以外の言い方をいくつか紹介します。

  1. ナイトウェア:主に英語圏で使われる表現で、夜間着用する衣服全般を指します。
  2. ナイトガウン:主に女性が着用する、夜間に快適に過ごすための長いガウン型の寝間着です。
  3. ナイトドレス:ナイトガウンに似ていますが、よりドレスに近い形状の女性用寝間着を指します。
  4. スリープウェア:睡眠時に着用する衣類全般を指す言葉で、パジャマやナイトガウンなどが含まれます。
  5. ルームウェア:室内でリラックスするために着用する衣類を指し、睡眠時だけでなく、家でのくつろぎ時間にも適しています。
  6. 寝衣(しんい):日本で古くから使われている言葉で、寝るときに着る衣服を指します。寝巻きやパジャマと同義で使われることがあります。

これらの言い方は、それぞれが特定の形状や用途を持つ寝間着を指すことがありますが、基本的には睡眠時に快適さを提供するための衣類を指しています。

文化や個人の好みによって、様々なスタイルや名称が存在することが分かりますね。

パジャマの昔の言い方「寝巻」は死語なのか?

「寝巻」という言葉は、昔と比べると使われる頻度は少なくなってきましたが、死語とまでは言えません。

試しにX(旧Twitter)で「寝巻」と検索すると、多くの人が今でも「寝巻」という言葉を使っているのを確認できます。

また、昔は「寝巻=和装」という意味合いで使われていましたが、最近では「寝巻=和装・洋装(パジャマ・ネグリジェなど)」と指し示す範囲が広がっています。

今後、寝巻という言葉が死語になるのか、気になるところですね。

まとめ:パジャマの昔の言い方・古風な呼び方は「寝巻(ねまき)」

パジャマの昔の言い方について解説しました。

  • パジャマの昔の言い方は「寝巻(ねまき)」
  • 寝巻は室町時代から使われていた言葉
  • 明治維新以降に和装→洋装の寝巻にかわった
  • 「パジャマ」という言い方になったのは明治〜平成の間にじわじわと
  • 「寝巻」という言葉は、今でも多くの人が使っている、死語とは言えない

「寝巻」という言葉は、室町時代ごろにはすでに使われていた言葉ということがわかりました。

今後、どのように言葉が変わっていくのか気になるところですね。

その他の「今は使わなくなった昔の言葉」を知りたい方は、

こちらの昔の言い方一覧をご覧ください↓

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